2009年6月30日火曜日

レッチェに帰って


宿のすぐ近くの草原に着くと、

もうすぐ日が暮れそうなので夕日の写真でも撮ってから帰ろうと思い、

一人で歌いながら夕暮れを待ちました。

恥ずかしいから何を歌ったかは内緒です。

そして夕日。




綺麗でした。

空が広い。

高い建物もない。

なんだかさびしくなりました。


最近帰ると彼が僕を出迎えてくれます。





犬にモテました。

かわいいやつだ。

Brindisi

Brindisiというところに行ってきました。

Lecceから電車で1時間半ぐらい。





この電車で行きました



奥がBrindisiの駅



駅前から港に向かって一本大きな通りが延びてました。




この通りをまっすぐ行くと、



海ー!

この港のどこかからギリシャ行きの船が出てます。

たぶん。



駅の近くの町はこんな感じでした。




Brindisiはきれいに道路が碁盤目状になっていました。

そしてレッチェよりも大きな町のはずなのになんでこんなに静かなんだろうと思ったら、

日曜日でした。

ほとんどの店が閉まってました。

残念。

しかし、

久しぶりに海を見れました。


2009年6月28日日曜日

ステラ

昨日おとといあたりからやけにマイケルがテレビに出てるなぁと思ったんですが、

亡くなったんですね。

また僕のスターが一人この世を去ってしまいました。

けどマイケルなら、

生き返って神になるかもしれない!

2009年6月27日土曜日

レッチェ2番目のホテル?

安いユースホステルを見つけたので、

電話で予約して、

行き方を聞いて、

駅前からバスで20分ぐらいかけて行きました。



とんでもないところでした。

ホテルと言うよりはキャンプ場です。

何もない野原の中にちょっと森があってその中に小屋がいくつかあります。

この日は宿の近くで夕食を食べようと思っていたのですが、

このままでは水すら飲めない!

急いでまた街へ戻りました。

しかしバスが来ないので、

とりあえず歩いてみました。





結構歩いたけど、



先が見えない…。


それでも歩き続けたらバスが来ました。

バス停じゃないけどこれを逃したら終わりだと思い、

必死に手を振ったら停まってくれました。

しかし、

「ここはバス停じゃないぞ!」

と運転手に怒られてしまいました。

その通りです。

ごめんなさい。


水などを買い、帰るころには暗くなっていました。


この奥に僕の部屋があります。




夜は一段と怖い。

小さいころに父親に連れて行ってもらったキャンプを思い出しました。



レッチェの料理


どこに行ってもうまいんですが、

レッチェもうまいです。


伝統的なレッチェの料理を出すリストランテで。



オレキエッテ、小エビと白ソラマメのソース


これがすごくおいしかった!

絶対に日本人が好きな味だと思います。

ソラマメはピューレ状になってました。


サルシッチャ


何故かレッチェではたいていのお店にサルシッチャがあります。

サルシッチャ好きとしては頼まないわけにいきませんでした。

やっぱりサルシッチャはちょっとしょっぱいぐらいのほうがおいしいんですかね。




レッチェの焼き菓子の盛り合わせ


食べてびっくりしたんですが、

手前の緑のやつは味も食感も和菓子みたいでした。

その右側のやつがねっとりしてて好きでした。

ブルネロのグラッパとともに。




次の日のランチ。


タリアテッレ、ペスカトーラ


これはとてもおいしかったんですが、

出てくるまでに1時間ぐらい待たされました。

さすがに待たせすぎだろ。

おいしくなかったら暴れるとこでした。

食べ物の恨みは怖いですね。



ハタのソテー


ハタって日本語でみてもどんな魚かピンと来なかったんですが、

身がしまっていておいしかったです。





そして初日に行ったリストランテがよかったのでまた行きました。


リングイネ、アッレ コッツェ


ムール貝のパスタです。

これも殻が外してありました。

殻つきのほうが見た目は豪華に見えるけど、

味や食べやすさを考えると殻から外してあったほうがいいなぁと思いました。

ちなみにムール貝は15個ぐらい入ってました。

豪快ですね。




鶏肉と米と卵のオーブン焼き


これは日本にこういう料理があるんじゃないかと思いました。

だし汁と一緒にオーブンで焼いてあるので、

卵とお米が雑炊のようになってました。

うまい。 



自家製ベリーのジャムのケーキ


タルトとスポンジの中間ぐらいの硬さで、

サクッ、フワッっていう感じでおいしかったです。




まだまだ食うぞー!




レッチェの街並み





レッチェの街は細い道が多いです。

そして4枚目の写真のように急に遺跡みたいのが出てきます。

今までいろんな迫力のある建物を見てきましたが、

レッチェのはまた一味も二味も違いました。




彫刻がとても細かいんです。

この教会は結婚式がよく行われているみたいです。

ちょうど写真を撮っていたら新郎新婦が出てきました。




そしてさらにすごいのは夜です。





ちょっと写真では伝わらないかもしれませんが、

息を呑む美しさとはこういうことを言うんでしょう。



2009年6月25日木曜日

Lecceへ

急にイタリアの端っこのほうに行きたくなったので、

一気に南のかかとの辺りにあるレッチェまで来ました。

特急で6時間。

長かった。

何も情報がないので、

駅にいたおじさんに近くの安いホテルを教えてもらって、

ホテルのおじさんにお勧めのレストランを聞いて行きました。

内装はこんな感じ。


パリのAfariaに似てました。



Ricciareddhe cu li pummitori scattariati


メニューを見てショックでした。

アンコナに1週間いて、

レストランのメニューはだいたい読めるようになったと思っていたのに、

さっぱりわかりませんでした。

ちょっとイタリア語じゃないみたいです。

下に英語の説明がなければ完全にギャンブルでした。

これはフレッシュトマトとチーズとにんにくのソースのパスタです。

ちょっとオレガノ風味。

パスタの名前は上に書いてあるどれかでしょう。




ラム、たぶん蒸し焼き


これはすすめられたので頼みました。

すごいおいしかったです。

なのでデザートも食べちゃいました。



スプモーネ


ナッツのアイスケーキみたいでした。

左はアマーロ(苦いと言う意味の甘苦い食後酒)


このお店は大繁盛してました。

安くてうまいからかな。



ホテルに戻っておじさんにおいしかったと言うと、

アマーロがどうのこうの言ってるから、

Si.

と言ったら、

バーのほうに連れてかれて、

アマーロを出してくれました。

そういうことか!

ありがとうございます。

そのホテルのバーでこんなものを発見しました。


プレゴで使ってた砂糖です。

いろんなものがいろんなところでつながっていますね。


アンコナ7日目

この日は朝からスティーブが車でホテルの近くまで迎えに来てくれて、

港に向かいました。








でけえ!

後ろは海で泳げるようになってて、

先頭はジェットバスになってて、

広いリビングがあって、

ホテルのダブルルームぐらいの部屋が5つあって、

それぞれにトイレとシャワーがついてて、

このでかい船の中にさらに小さい船が4つ載っていて、

クルー用の部屋もあるから、

うちの実家の家よりでかい!

すごいなぁ。

ちなみにこの船に客として乗ると、

一週間で2000万円以上するらしいです…。

なんてこったい。

ロシア人の金持ちと仲良くならなきゃ。


いったんスティーブと別れて夜また食事に行く約束をしました。

お昼はオマールを丸ごと食べた店にまた行きました。

そしたら店員さんが覚えててくれました。

日本人を見かけないから、

同じところに2回行けば完全に覚えられます。




トルテッリーニ、きのこのトマトクリームソース


うまいです。

このお店は安くてうまい。

そして量が多い。

最高ですね。




トリッパ


久振りに食べました。

やっぱりうまいですね。


夜まではイタリア語の勉強をしました。

やっぱり勉強は嫌いです。

けど最初と比べればだいぶわかるようになりました。

と言っても2歳児ぐらいかな。

もっと下かも。



スティーブとの食事のときは本当にいろいろな話をしました。

人との付き合い方の話とか、

経営者の話とか、

レストランのサービスの話とか、

料理の話とか、

友達の話とか。

もったいないので内緒にしておきます。

ひとつだけ、

ジプシーキングスのボラーレ(麒麟の淡麗のCMソング)が流れてきたので、

この曲好きなんだ。

と言ったら、

「船に乗せたことがある。面白い人たちだったよ。」

と言われました。

どうなってんですかね。


帰りに、

「若者が一人で外国を旅行するのはとても大変だ。

 イタリアに知り合いがたくさんいるからもそこ待ったら連絡してくれ。

 君と僕はもう友達だから、これからも連絡を取り合っていこう。」

と言ってくれました。

本当にいい出会いをしました。

ありがとう!

スティーブは人生をすごく楽しんでいるように見えました。

自分もこんな歳のとりかたをしたいと思いました。



そしてホテルに帰ると、

マルコと言うイタリア人がいました。

シチリアのパレルモ出身の学生でした。

食べ物がおいしいところ教えてっていったら、

カラブリアとかシチリアとか南のほうをすすめられました。

そしてマルコも、

「困ったときは連絡してくれ。」

と言って、

紙に連絡先を書いて渡してくれました。

ありがとう。

本当にアンコナにきてよかったです。



2009年6月24日水曜日

アンコナ6日目の夜


グレッグ(27歳)



スティーブが連れてきたイタリア人はいい男でした。

普通に英語を話していたので、

何でそんなに話せるか聞いてみたら、

「日本人が英語勉強するより、イタリア人が英語勉強するほうが似ているし簡単なんだ。」

と言っていました。

彼に言わせれば、

英語を話せないイタリア人は怠けているだけだそうです。

なるほど。


料理はグレッグが店員と相談して、

料理人が食べたら面白いと思うものを選んでくれました。

かっこいい。


ちょっと料理の写真は撮れなかったんですが、

勉強になりました。


グレッグはまだ仕事が残っていたらしく、

先に帰りました。

忙しいのにありがとうございました。


スティーブはやっぱり食後酒を飲みました。

今回はレモンチェッロです。

うまいなぁ。

と思っていたら、

「もう一杯飲むか?」

「スティーブは?」

「飲むに決まってるじゃないか!」

さすがですね。

でもレモンチェッロは一気飲みじゃありませんでした。


帰りに、

「もしよかったら明日船に乗って見てみるか?」

と聞かれたので、

「もちろん!」


ちょっと気分がよくなって、

一人になってから誰かと話したいと思い、

プレゴに電話しました。

いつもIGさんが出ます。

そして、

ブログを見てうらやましくてむかついてる人がいるという話を聞きました。

それは勘弁してください!


電話を切ったあと、

今なら絵葉書で見たような夜景が見れるんじゃないかと思い、

また高いところに上ってきました。

i-Podでスカパラの曲を聴きながら。




この写真の真ん中に写ってる山みたいなとこに登りました。



そこからの景色がこれ。







すごい。

スカパラの曲とこの景色でテンションがあがり、

一人で歌いながら帰りました。

ちょっと時間がないので、

スティーブの船はまた今度書きます。


2009年6月22日月曜日

小話

イタリア人はみんなよくエスプレッソを飲みます。

そしてあの少しの量に砂糖を1袋入れます。

しかも、

その砂糖は、

日本の普通のコーヒーについてくるやつより量が多いです。

たぶん。

カプチーノとかアメリカンコーヒーのサイズには、

砂糖が2袋ついてきます。


多すぎだろ!

と思ってたんですが、

エスプレッソに1袋入れるとおいしいんです。

カプチーノに2袋はさすがに甘すぎましたが。

やっぱり真似してみるもんですね。


郷に入らば郷に従え。


なんちゃって。


アンコナ6日目

今日は、昨日思いついたので、

その辺のバスに適当に乗って、

一人でどこ行くんですかゲームをしてきました。

最初のバスは市街地をぐるぐる回るだけだったので、

違うバスに乗り換えました。

すると、

郊外の丘の上のほうまで行きました。

が、

どこで降りていいかわからず、

迷子になりそうだったのでそのまま元の場所まで戻ってきちゃいました。

バスのくせに結構スピード出すから酔いました。

このゲームは怖いし、

酔うし、

運転手からの不審そうな視線を感じるので、

1日1回が限度ですね。



今日のお昼。




鱈とポテトの温かいサラダ


これはやさしい味がしておいしかったです。




パッサテッリ、白身魚のラグーソース


こんなパスタはじめて見ました。

ざらざらしたうどんみたい。

黄色いのは卵の色らしいです。

これもうまい!


知らないものばっかりで毎日発見です。




ドゥオーモにいた子供


こっそり撮っちゃいました。

この狛犬的なものに乗って遊んでました。



ホテルのテレビがある広めの部屋でイタリア語を勉強していたら、

知らないおばさんが近寄ってきて、

「イタリア語勉強してるの?見せて。」

と言ってきました。

たぶん日本人が珍しいのでしょう。

「ジュース買ってあげるから好きなの選んで。」

と言いながら自販機まで連れて行かれて、

ジュースとお菓子を買ってくれました。

ありがとうございます。

おばちゃんにモテモテです。


Steveとの食事が2時間後に迫ってきました。

緊張しています。


アンコナ5日目

この日は天気が悪くて寒かった!

晴れた日はすごく暑いのに、

曇っていたり雨が降っていたりすると一気に寒くなります。


昼間その辺を散歩していたらまたSteveに会いました。

「今日も天気悪いな。明日の夜8時だから忘れないでね!」

といって去って行きました。

忘れませんよ!


そこらのカフェでコーヒーを飲んでいたら犬を連れた夫婦が隣に座りました。

犬がこっちに寄ってきたので見ていたら、

「犬は好き?」

と話しかけられたのでいろいろ話しました。

中国人はいっぱいいるけど、日本人を見ない。

と言うと、

「中国人はいっぱいいすぎる。日本人は一人か二人しかいない。」

と言ってました。

そんなにいないのか。

奥さんのほうにイタリア語がうまいとほめられました。

やったね!

二人にお勧めのレストランを聞いていってきました。



「RISTORANTE GIARDINO」

庭と言う意味のレストラン。

その名のとおり木に囲まれた場所にありました。




オリーブのフリット


中に挽肉とチーズを詰めたオリーブのフリット。

さくさくしておいしかった。

オリーブとかケッパーが好きです。



キタッリーナ、干鱈と唐辛子のソース


よくメニューに「stoccafisso(干鱈)」と言うのを見つけるので頼んでみました。

キッタッリーナはキタッラの細いやつかな?

これはすごくおいしかったです。

干した物ってすごい味が出ますね。

イモも入ってたので、

ソースに濃度がついてよくパスタに絡みます。

ピリ辛最高!




マルケ風カツレツ


スペシャルって書いてあったのでこれにしました。

カツレツは下に隠れてます。

そしてまたでっかい生のフェンネルが入ってる!



お腹いっぱいだったので海まで散歩しました。




天気悪い日の海も迫力があっていいですね。

寒いけど。



ずっと一人部屋だったけど、

初めて違う人が来ました。

一瞬日本人かと思ったら、

日本人とイタリア人のハーフのブラジル人でした。

複雑ですね。

日本語は話せませんでしたが、

漫画とか、

日本のことに詳しくて面白くていろいろ話しました。

「My ばあちゃん lives in Tokyo.」

って言ってました。

彼は、ブラジルでは日本人だって言われるけど、

日本人に会えば、

ハーフだからちょっと日本人ではないと言われるから、

僕は何人なんだろう。みたいな事を言ってました。

ハーフなんていいなぁと思ってたけど、

大変なんですね。

日本にもいくって言ってたから、

日本で会えたらいいね。

ヤナギハラレオナルド君。



2009年6月21日日曜日

ラッキー!

やはりまとめて書くのは結構しんどいです。

けどがんばります。


今日はまず、

コインランドリーに洗濯しに行きました。

するとそこにいた二人が、

何話してるかわからないなぁと思ってたら、

英語で話しかけられて、

ポーランド人でした。

二人はトラックの運転手で、

アイルランドからギリシャまで荷物を運んでいるそうです。

陸伝いで行くと、

クロアチアとかルーマニアとかハンガリーを通らないといけないけど、

その辺はデンジャラスだから、

イタリアのアンコナからフェリーでギリシャまで行くんだといっていました。

東欧に行く人は気をつけましょう。


お昼に適当にレストランに入ったんですが、

食べ終わったころに隣で一人で食べてたおじさんが急に話しかけてきて、

英語だったのでいろいろ話してたら、

その人はイギリス人で、

アンコナで船のレストランをやっているオーナーでした。

そこで、

自分はイタリアンのコックだと言うことを伝えると、

「シェフと一緒に食事をしていろいろ話そう。」

と言ってくれました。

そのシェフはイタリア人とイギリス人のハーフで、

僕も日本人でイタリア料理をやっているから面白いじゃないかと言うんです。

しかも二人とも日本料理に興味があるからいろいろ聞きたいらしいんです。

僕は日本料理は作ったことがないと言ったんですが、

それでもいいみたい。

ラッキーだと思ってたら、

さらに、

違う日にまた別のイタリア人とも食事に行こうと誘われました。

何でそんなに親切なのかと聞いて見ると、

「僕は誰にでも親切だし、日本人の料理人に初めて会ったからとても興味がある。」

と言っていました。

楽しみです!

けど、

その話をしている間に、

グラッパを3杯飲まされました。

飲まされたというよりは、

喜んで付き合いました。

「日本人は昼からそんなに酒を飲まない。」

と言うと、

「昼から飲む酒が最高なんだ!」

と言いながらグラッパを一気飲みしてました。

すげえ。

Steve、グラッパごちそうさま!



料理について書くの忘れてました。


お店の中は、

ちょっとお金持ちの家みたいでした。





前菜  イタリア産仔牛のカルパッチョ


結構酸味の聞いた味付けでした。

削ったトリュフがちょっとだけのってたんですが、

これもトリュフオイルがかかってました。

結構使うのかな。



パスタ  アンコナ風ラザニア


ボローニャでは食べなかったけど、

アンコナで食べました。

ベシャメルソースは入ってませんでした。

けどおいしいです。



メイン  仔牛の煮込み


一口大に切ってあります。

煮込み料理ってあったかくて好きです。

付け合せのサラダは大きめに刻んだフェンネルが生で入ってました。

ボローニャのスカッコマットでも生のフェンネルを使ってましたが、

生のセロリが苦手なので、

できれば生のフェンネルもやめてほしいです。



デザート  自家製セミフレッド


セミフレッドはアイスみたいのかと思ってたんですが、

ムースでした。

チョコのソースと、

上に乗ってるナッツとさくさくのメレンゲと、

下に隠れているリキュールをしみこませたスポンジと。

うま~い。




3杯飲んだグラッパ





Steve  酔っ払ってんな