レッチェに来る前、
ナポリから南に向かう電車に乗っているとき、
観光シーズンだからかめちゃくちゃ混んでたんですが、
2時間ぐらいたったところで、
何もない廃墟の様な駅に止まりました。
なんだろうと思っていると、
「電車が壊れたぞ!」
ありえねえ!
みんな電車の外に出て日陰で休んだりしてましたが、
いつ動くかもわからない。
反対車線の電車が来るとみんな線路に降りて道をふさいで、
「おれたちも乗せろー!」
みたいな事を言っている。
すごい国だな。
車掌さんとかはみんなにいろいろ聞かれたり、
どこかに連絡したり大変そうでした。
そしてあるとき一人のおじさんが車掌さんに言いました。
「みんな暑くてもう我慢できない!
みんなに水とビールをくれー!」
これを聞いたみんなは、
「おー!いいぞー!もっと言えー!」
とか言いながら笑ってました。
ホントに暑くて水もなかったので、
カラビニエリ(憲兵)がしばらくして水を持ってきました。
2時間以上経ってようやく電車は出発しました。
次に止まった駅でまた水がみんなに配られました。
何時間に一本しかない電車壊さないでくれよ。
今日レッチェでバールに行くと、
昨日も言ったのでおじさんが覚えててくれて話しかけられました。
「中国人?日本人?」
日本人だと答えると、
「じゃあ友達だ。」
と言うので何のことかと思ったら、
日本とイタリアとドイツは第二次世界大戦のときに同盟を結んでいたので友達だと言うのです。
そういうことか。
しかもこのおじさんは広島に原爆が落とされた日に生まれたらしい。
覚えやすいけど、
あんまりうれしくない誕生日ですね。
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