2009年8月26日水曜日

日本

昨日無事に帰国しました。

そして今日実家に帰ってきました。

久しぶりに完全に気を抜いてのんびりしています。

またちょっとずつイタリアでのいろんなことを思い出しながら書いて見ようと思います。


2009年8月24日月曜日

明日

日本に帰ります。

2009年8月8日土曜日

ロット!

そういえば、

レッチェに来る前、

ナポリから南に向かう電車に乗っているとき、

観光シーズンだからかめちゃくちゃ混んでたんですが、

2時間ぐらいたったところで、

何もない廃墟の様な駅に止まりました。

なんだろうと思っていると、


「電車が壊れたぞ!」


ありえねえ!

みんな電車の外に出て日陰で休んだりしてましたが、

いつ動くかもわからない。

反対車線の電車が来るとみんな線路に降りて道をふさいで、

「おれたちも乗せろー!」

みたいな事を言っている。

すごい国だな。

車掌さんとかはみんなにいろいろ聞かれたり、

どこかに連絡したり大変そうでした。

そしてあるとき一人のおじさんが車掌さんに言いました。

「みんな暑くてもう我慢できない!

 みんなに水とビールをくれー!」

これを聞いたみんなは、

「おー!いいぞー!もっと言えー!」

とか言いながら笑ってました。

ホントに暑くて水もなかったので、

カラビニエリ(憲兵)がしばらくして水を持ってきました。




2時間以上経ってようやく電車は出発しました。

次に止まった駅でまた水がみんなに配られました。

何時間に一本しかない電車壊さないでくれよ。





今日レッチェでバールに行くと、

昨日も言ったのでおじさんが覚えててくれて話しかけられました。

「中国人?日本人?」

日本人だと答えると、

「じゃあ友達だ。」

と言うので何のことかと思ったら、

日本とイタリアとドイツは第二次世界大戦のときに同盟を結んでいたので友達だと言うのです。

そういうことか。

しかもこのおじさんは広島に原爆が落とされた日に生まれたらしい。

覚えやすいけど、

あんまりうれしくない誕生日ですね。


2009年8月6日木曜日

アミーチ3

今日は時間があったので続けて投稿です。

イタリアで残りの時間は1番気に入ったところで過ごそうと思い、

またレッチェに来ました。

イタリア人の友達もできたし。


今回また違う友達ができました。

たまたま一人で食事をしていると、

アメリカ人とポーランド人の二人組みが、

「一緒に座ってもいい?」

と話しかけてきたので、

いいよ。

といい、

一緒に食事をしつついろいろ話をして、

アメリカ人のほうの泊まってるところのイタリア人が面白いから一緒に行こうといわれ、

一緒に行きました。

そのイタリア人の夫婦(マウロとパオラ)が大きい家を持っていて、

部屋を貸しているという感じでした。

着くとテラスでまたワインを飲み、

いろいろ話していると、

明日ガリポリのビーチに行くから一緒に行こう。

ということになりました。

真夏の海に行くなんて中学生以来です。


レッチェから車で30分ぐらい行くと、

ものすごくきれいな青の海が見えてきました。

そこに何百人、もしかしたら千人以上の人がいて、

アジア人は僕だけ。

マウロたちは毎日のように来ているらしく、

海の家みたいなのがあるんですが、

みんな友達とか知り合いみたいでした。

この海の家にはDJブースがあって、

常にダンスミュージックが流れています。

そして海で泳ぎ、

ビールを飲み、

フリッセーラとかいうブルスケッタみたいなものを食べ、

今度は海に入りながらビールを飲み、

ながら踊り、

みんなやりたい放題です。

ロレンツォという小さい男の子がいたんですが、

少し話をしたら、

「日本人!?

 ドラゴンボール知ってる?

 ゴクー!ゴクー!」

と言っていました。

すごいかわいい子で、

水に浮くベッドみたいなので遊んでいたら、

「タカヒーコ!引っ張って!引っ張って!」

と言われ、

ロレンツォを引っ張りながら海の中を走り回ったおかげで、

とてつもなく今足が筋肉痛です。

日が暮れてきて砂浜にいるみんなが踊り始めたころ、

急にマイケルのスリラーが流れてきたので、

みんなで砂浜でムーンウォークをしました。

まさかイタリアに来て砂浜でムーンウォークをすることになるとは思っても見ませんでした。

8時になると海の家は閉まり、

みんな帰り始めます。

平日にこれだけの人が海にいるなんて、

いったいみんないつ働いているのか不思議に思いました。

帰り際にマウロに、

「レッチェにいるうちにうちに来てすしを作ってくれよ!

 おれがレッチェの家庭料理を作るから。」

と言われたので、

もちろん!

と言ってしまいましたが、

小さいころに母親が作る散らし寿司をちょっと手伝ってうちわで扇いだことぐらいしかない僕にすしが作れるのか。

ドキドキです。





アミーチ2

モンテプルチアーノの次は、

フィレンツェから少し離れたところにある、

紹介してもらった人のレストランに連れて行ってもらいました。

ソムリエの人がいて、

料理に合うワインを勧めてくれます。

落ち着いた場所にあって、

ソムリエのエドゥアルドもいい男で、

料理もワインもすばらしかったです。

この紹介してもらった人が、

イタリアでソムリエの資格を取って、

もう6年もイタリアで働いているので、

いろいろ話を聞けてとても勉強になりました。

ありがとうございました。


帰りはエドゥアルドが車でホテルまで送ってくれました。

その途中ずっと食べ物の話をしていて、

外人が、

「サシーミ」とか「ニギーリ」とか言うと、

ついついつられてしまいますね。

楽しかったです。



アミーチ

イタリアに来る前は、

イタリア人は陽気で、

気軽に話しかけてきたりするのかなと思っていましたが、

大きな観光地を除けば、

みんな珍しそうな目でじろじろ見るだけ。

けど、

何かのきっかけで少しでも話したりすれば、

もう友達です。

イタリア人同士だったら、

電車とかで席が一緒になれば必ず話をするし、

タバコや飲み物の自販機もあるけど、

みんな人がいるお店で買うし、

本当に人と話すのが好きな人たちだな~と思います。

さらに、

友達の友達も友達だから、

いつかイタリア人はみんな友達になるんじゃないかと思います。




新宿3丁目のお店「Regalo」の店長、上野さんが2年間過ごしたモンテプルチアーノに行ってきました。

ヴィーノノービレディモンテプルチアーノと言うワインで有名です。

プルニョーロジェンティーレという葡萄を使って作られれているんですが、

簡単に訳すと、

やさしい葡萄から高貴なワインが作られています。

素敵ですね。

上野さんはそのワインを作っているヴァルディピアッタというワイナリーで働いていました。



まずモンテプルチアーノに着き、

上野さんに電話すると、

「ここの広場のバールに行って、

 サンチェスっていうやつがいるから、

 そいつに安いホテルを教えてもらえ。」


その通りにすると、

前に見せてもらった写真で見たことがある顔の人がいました。

この人がサンチェスに違いない!

上野さんの名前を言うと、

とてもうれしそうにいろいろと話してくれました。

そして、

観光案内所でもらったホテルリストに載っていない、

安くていい部屋を教えてくれました。


そして夜は上野さんのお勧めのトラットリアに行ってみたり。

すると、

たまたま広場で、

ヴィーノノービレを作ってるワイナリーがみんな集まって試飲会のようなものをやっていました。

もしかしてと思い、

ヴァルディピアッタを探してみると、

ありました。

そこにいた人たちに上野さんの話をしたら、

「おお!リオ(上野さん)の友達か!

 うちのカンティーナ見に来るか?」

と言うので、

行きたい!

と言ったら、

次の次の日に僕が泊まっていたところの近くまで車で迎えに来てくれました。

そして車に乗って何キロか行くと、

もう回りは葡萄の木だらけ。

そしてヴァルディピアッタに着きました。

着くと中を全部説明しながら見せてくれて、

とても貴重な体験になりました。

初めてワイナリーを見ました。

そして次は一通りのワインを試飲して、

チーズとハムとパンをたっぷり食べながらさらに飲み、

このワインは日本にないからと、

お土産までいただいてしまいました。

リオと一緒に飲みます。

と言うと、

うれしそうに笑っていました。

ありがとうございます。

そして帰りは駅まで車で送っていただきました。


モンテプルチアーノは本当に素敵なところでした。

泊まっていた宿のおばちゃんもいい人で、

「またモンテプルチアーノに帰ってきなよ!」

と言われました。

いつかまた行きたいと思います。